レーザー光学式厚み計 VTLG

VTLG
非接触でも合金を問わない厚み計

VTLG レーザー光学式厚さ測定システムは、最高の精度と圧延機向けの設計を組み合わせています。 最小±0.5μmの測定精度と最大80kHzの走査速度により、ストリップ厚の制御に必要な精度と測定速度を実現します。

VTLG システムは、濃厚な圧延オイルミストやストリップ上の油滴などにもかかわらず、最大180℃のストリップ温度でも測定します。 すなわちロールギャップのすぐ近くでも設置できる厚み計であり、お客様のプロセス制御に新しい可能性をもたらします。

当社の接触ゲージ同様、非接触でも合金に関係なく厚さを測定します。圧延機だけでなく、酸洗いライン、仕上げラインでの使用にも理想的な条件です。

VTLG

光学的方法では不可能と思われていた高密度の圧延オイルミストが生成される冷間圧延機でもVTLGは確実に動作します。

最大1,480mmの測定深さと0.1umの測定分解能を備えているため幅広のストリップでも横方向のプロファイルを測定できます。

VTLG 101/1は、厚さ0.003~2.0mmのホイールの冷間圧延用に特別に設計されており、ホイールを圧延する場合でもロールギャップの非常に近くに設置可能であり、その精度±0.5umで動作します。

シンプルかつ安全

測定口とレーザービーム経路用に空気清浄機能が備わり、革新的な温度補償により、困難な環境条件下でも最高の精度が保証されます。

技術力

測定原理はレーザー三角測量に基づいています。頑丈なCフレームの上下には、測定ビームを送信し、反射光を受信するコンパクトな測定ヘッドが配置されています。 どちらのセンサーも、その視点からストリップ表面からの距離を測定します。 次に測定された距離と2つのセンサー間の距離からストリップの厚さが計算されます。

最大80kHzの内部走査速度を備えたアナログ出力は、ms以内の高速厚さ制御用の入力信号を提供します。

VTLG
VTLG
永続的な正確性

Cフレームが待機位置からストリップ上の測定位置に移動するとき、恒久的に設置されたアジャストメントステーションを通過します。 そこでそれぞれのアプリケーションの測定範囲全体を表す、DAkkS認定ゲージブロックを測定します。 VTLG は自動的にアジャストメントを実施し、必要な修正を自動的に行います。 これにより、システムは常に正確に測定することができます。